創成工学とは
授業の主旨(概要)
および
具体的達成目標
[授業の主旨]  
 現在の技術者には、自身の専門とする分野以外の知識や技術をも取り込んでシステムあるいは製品をデザインし 完成させる能力も求められる。この科目では、異なる学科に所属する複数の学生がチームを組み、ロボットを製作する。授業では、 「設計(ロボットの構造、電子回路、制御プログラミング)−製作(機械加工、回路製作)−組み立て−制御プログラムの製作−動作確認と調整−試行−競技」の一連の作業を通して、機械工学、電気工学、電子工学、情報工学、制御工学等の知識、技術が現実の 「もの」や「もの作り」においてどのように活用されるかを学ぶ。

[具体的達成目標]
 (1) 受講生はグループ内で作業を分担し、責任を負うことにより、ロボットを構成する各部分を自ら考え、設計し、 製作する力を身に付けるとともに、それらを組み合わせて総合化する能力を身につける。
 (2) ロボットの構造、駆動機構、制御回路、制御プログラムに関して基本的な事柄を習得し、それらを応用する能力を身につける。
 (3) 工具、測定器、工作機械の原理と基本的な使い方を習得し、使いこなせるようになる。
 (4) 最終日の競技に向けてロボットの組み立て、調整、試行を繰り返し、独自の工夫を行うことにより、 体験を通して自然に、もの作りにおける信頼性や精度の重要性を習得する。
 (5) もの作りの喜びを体験することにより、工学関係の授業科目に対する勉学意欲を涵養する。

カリキュラムの中 での位置付け  1 年次夏休みに開講するので、それ以後に開講される 各学科専門科目の導入的な役割を持つ。すなわち、各学科専門科目として開講される様々な内容が、ロボットという現実の「もの」 を作る際にどのような場面で活用されるかを示す一つの例となる。また、工学部共通科目等の基礎科目の必要性を実際に体験する役割も持つ。 この科目を履修することにより、自分の専門外の技術をも含む幅広い工学と技術に対する興味を持ち、今後の学習に対する意欲を喚起することが期待される。